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寒くなると人肌が恋しくなる

寒くて朝寝床から起床できません。
仕事遅刻しそうになりつつも毎晩ドラクエはしっかりやってしまいます。
はい、反省してます。








みなさん経験があると思うのですが、寒くなるとやはり人肌恋しくなったりして、独り身の人は「あたしもそろそろ恋したいな〜」なんてなるわけです。


いきなり話は飛びますが、ちょうど一年前くらいの話です。当時よくつるんでいた悪友のT(ウェディ)、テンパり癖のあるD(エルフ)、変態紳士K(プクリポ)と共に「おっぱい同盟」と称する秘密結社を作っておりまして。何をする団体かというと、はいもうそれは文字通りですね、おっぱいを求めて各地を彷徨うという生産性0、犯罪性高という反社会的プレイに興じておりました。今ではちょっと苦い思い出ですが、当時はアストルティアに生まれ落ちて3ヶ月前後。若さゆえの激しいリビドーに突き動かされていたんだと思います。いわゆる尾崎的衝動ですね。




「おっぱい同盟」などとモロな名前を称しているものの、根本的に我々は生粋のシャイボーイ。抑え難い本能とずる賢い理性の狭間に苛まれた結果、稀に「漢気ダイス」(ダイスで勝った人がナンパする)に興じることはあっても、基本はグレン城下町の大通りを横切るオーガお姉さんを眺めて、あのおっぱいはどうだったこうだったあの日の夜も俺は何もできなかったと男同士不毛な話をするだけの毎日でした。




ある日、Tくんの提案で無垢なオーガお姉さんを求めて一路ランガーオ村へ。漢気ダイスの結果、名誉なことにこの私がオーガお姉さんに声をかける権利を得ることができました。これは私に限ったことではないのですが、漢気ダイスで乾いた雑巾の水分ほどもない勇気を振り絞って声を掛けても基本的に誰も反応しません。優しい人が「w」と返してくれるくらいのもんです。その度に私のガラスハートならぬポテチハートはパリパリと小気味のよい音を立てて無残にも壊れていくわけですが。

この日は違いました。私の呼びかけににこやかに応じてくれるオーガ美女。寂しい男たちに神が一晩だけ与えてくれたちょっと気の早い奇跡の聖夜。少し悲しかったのはTくんとDが私を押しのけて美女に群がったこと、しんみり泣けたのは興奮し過ぎたDが過呼吸に陥って今は亡きおじいちゃんおばあちゃんと奇跡の再会を果たしたことです。

ここぞとばかりにリビドーを解き放つ野獣たち



後日、Tくんより「結婚しました」とフレチャが。意味も分からず彼の家に赴くと


Tくん(人間)「僕のワイフです」


ちょっとよく分からなかったのですが、これから2人で生きていくので同盟から脱退したいとかそういうことなのかと思いました。確かにいつまでもやんちゃなままではいられないよね。Tくんはちょっと先に大人の階段のぼったのかな。なにはともあれおめでとうと祝福しました。ついでに同盟卒業おめでとう!


Tくん「いやw見せつけたかっただけたからw」



止まることを知らないTとT嫁のイチャイチャに耐え切れなくなった私達は逃げるかのようにT家をあとにしました。


家の周りでDとKが「こんな家燃やしてやる!」と喚いていたのを見て、なんだか青春の終わりを予感してしまいました。





2日後、Tくんから「ワイフと別れた」とフレチャがきました。
中学生かッ!



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